救急専門医が2次救急病院で働いたレビュー【医師アルバイト体験談】

今回は2次救急病院でアルバイトをしたので,レビューしてみようと思います.

DY
アルバイトを考えている若手医師たちへ,
少しでも参考になれば.

アルバイトをおすすめする理由はこちらで書いています.

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今回働いた施設について

(画像はイメージです)

基本設備

規模:200床ほどの地域の2次救急病院

専門科:消化器内科,循環器内科,消化器外科,脳神経外科,整形外科

診療設備:電子カルテ.検査として血液検査,レントゲン,エコー,CT,MRIは緊急で可能

待機室:更衣室を兼ねた部屋あり

WiFi:なし

食事:院内食堂はあるが,自分で用意

その他:電子レンジ・冷蔵庫・ホットコーヒーあり

必須手技:挿管,縫合

通勤:交通費別,車通勤可能(敷地内の駐車場に停め,無料にしてもらう)

DY
今回は救急外来で勤務してきました!

どんな仕事内容?〜1日を振り返る〜

常勤の先生・研修医と3人で終日2次救急(ER型救急)の対応を行います.

研修医がみた症例は指導医としてコンサルトを受け,ダブルチェックをします.

発熱外来(新型コロナウイルス疑い患者の診察からPCR検査提出)も兼務します.

勤務時間は9時〜17時の8時間です.

病院の標榜科に基づいて救急の応需をしますが,産婦人科・マイナー科関連・重症外傷などは取りません.小児は軽症外傷のみ.

入院が必要であれば,担当科に入院させて後は入院科の先生が対応してくださいます.

処置が必要な内科入院(内視鏡など)と他の専門科入院の時にのみ,直接コンサルトします.

09:00 出勤〜午前中

常勤の先生とベッド状況を確認し,応需可能の具合を確認します.

(基本的に全て受け入れる病院のため,ベッド状況の確認はあまり意味をなしていませんでした)

午前中は,独歩5人,救急車3台を診察・対応しました(この2倍弱は受診していたと思います).

内訳ー発熱・腹痛・転倒後の大腿部痛

入院は1人のみ(腹痛の方).

12:00 お昼ご飯(持参)〜午後

午後は独歩8人,救急車8台でした.

内訳ー発熱・下肢痛・胸痛・頭部打撲(縫合あり)など

(まあまあきた方だそうです)

重症患者(敗血症性ショックでノルアドレナリンをつなぐ程度)が1人来ました.

17:00 夜勤の医師へ引き継ぎし,終了

引き継ぎすればすぐに帰れるため,残業もなく帰りました.

DY
明確な休憩時間はありません(昼食以外)
暇を見つけては休憩してコーヒー飲んでいました

お給料は?やりがいはあった?

給与は1回10万円でした(交通費込み).

普段は訪問診療をやっており,プチ救急対応はしますが,

救急専門医として,たまに救急外来をやっておかないと腕が鈍るということもあり勤務しました.

2次とはいえ救急外来なので,久しぶりにマルチタスクをしながら勤務ができました.

しかも入院後の管理も不要であり,直接コンサルトする回数も少なめですので各部署とのストレスもあまり感じませんでした.

給与も比較的高額で救急専門医更新用の症例も数名いたため,一石三鳥くらいになりました.

DYの評価(2次救急病院)

給料:

救急対応の中では1日の給料はまあまあ高めであり,おおよそ満足です.

やりがい:

救急が好きなので,救急で勤務することはやりがいを感じます.

今までやっていることなので,物珍しさがない分★4としました.

DY
贅沢ですが…

総合評価:

給与・忙しさ・やりがい共におおよそ満足でした!

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まとめ・感想

2次救急病院でのアルバイトをレビューしました.

専門医を持っていなくても,必須手技さえある程度できれば十分勤務可能です.

他の施設で働くことでルール・風習など長いものに巻かれるのは少し苦労しますが,

割り切って勤務して気にしないようにしましょう!

DY
たまには救急やっておかないと!
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